マリオットアメックスが発表された今、ヒルトンアメックスの発行を検討する理由

クレジットカード

先日、SPGアメックスの後継カードであるマリオットボンヴォイアメックスの発表がありました

カード特典内容の変更は個人的は改悪であると思い、ライバルカードであるヒルトンアメックスを比較検討し発行を検討してみることにしました

マリオット・ヒルトン共に2券面のアメックスカードが存在しますが今回は便宜上

「ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード」

(以下ヒルトン)

「Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード」

(以下マリオット)

の2種類で比較していきます

なお、今回は2022年2月現在の情報を参考にして記事を作成しています

今後ホテルプログラムの改訂等で情勢が変わってしまう可能性がございますのでその点ご留意いただいた上でお読みください

年会費

年会費66,000円(税込)
家族カード3枚目まで無料
4枚目以降13,200円(税込)
年会費49,500円(税込)
家族カード1枚目無料
2枚目以降24,750円(税込)

両者共に年会費5万円を超えるため申し込みにはかなりハードルが高いです

特にヒルトンが66,000円とマリオットと比較して16,500円の価格差があります

ですが、SPGアメックスの年会費が34,100円であったことからその差が縮まったとも考えることもできるでしょうか

家族カードについては無料で発行できる家族カードの枚数には差があるものの大家族や成人した子供がいない限りは大した差ではありません

年会費に関してはマリオットに軍配が上がります

無料宿泊特典

ウィークエンド無料宿泊1泊
300万円以上の決済1泊追加
無料宿泊特典1泊
利用条件上限50000pt
手持ちのポイントと合算可能
(最大15,000pt)

両者共にカード更新を行えばホテルの無料宿泊特典が付帯します

ヒルトンは金・土・日のみ宿泊できるウィークエンド宿泊特典のに対し、マリオットは50,000ポイントまで(手持ちのポイントと合算して65000ポイントまで)と制限がかけられています

どちらが良いのかは個人によって異なると思うのでここでは引き分けとさせていただきます

カードに自動付帯するのは同じゴールドエリートでも…

ボーナスポイント80%
レイトチェックアウト
アップグレードエグゼクティブまで
その他朝食無料サービス
その他2人目の宿泊無料
ボーナスポイント25%
レイトチェックアウト○(14時まで)
アップグレード○(スイート除く)

両カードともに特典で付与されるのは同じゴールドエリートではありますが

ヒルトンでは朝食無料特典が付与されるのが大きな違いです

ただしアメリカでは朝食無料特典が無くなり、ホテルクレジットの付与に置き換えられています

日本において現時点では特典の変更はありませんが、今後変更の可能性は捨てきれないことは考慮しておいた方が良いかもしれません

あとは細かい点ではありますがヒルトンの2人目宿泊無料は地味に嬉しい点でもあります

自動付帯のエリートステータスではヒルトンの勝利です

上級会員資格取得の要件が異なる

自動付帯ゴールド
200万円以上決済ダイヤモンド
適用期間条件達成の翌年12月末
自動付帯ゴールド
400万円以上決済プラチナ
適用期間12ヶ月

マリオットは400万円決済でプラチナ会員資格を取得するのに対し、ヒルトンは200万円決済で最上級会員であるダイヤモンド会員になることができます

富裕層の方、事業決済がある個人事業主なら400万円決済はそれほど高いハードルではありませんが、

普通の会社員の方にはかなり高いハードルになるのではないでしょうか

日本人の平均年収は430万円、そこから税金や社会保険料が差し引かれますから可処分所得は約340万円程です

年間400万円という金額はとても普通の会社員が決済できる金額では無いことが分かります

以上から年間400万円以上の決済は経営者、個人事業主、年収1000万円以上の高額所得者をターゲットにしていることが予想されます

エリートステータスの付与期間も違い、ヒルトンは条件達成の翌年12月末までなのに対し、マリオットは資格取得から12ヶ月間とその差は最大で約1年もあります

マリオットは毎年決済を積み上げれば問題ありませんが、条件達成のタイミングによっては空白期間が発生してしまう可能性もあります


また、ヒルトンで得られるダイヤモンドステータスは最上級のステータスであるということも重要です

マリオットではプラチナエリートを獲得できますが、その上位にはチタン、アンバサダー会員が存在します

お部屋のアップグレードではこれらの上位会員が優先されますから大幅なアップグレードは期待できなくなると思っています

今後ヒルトン ダイヤモンド会員も増加することも予想されますので過度なアップグレードの期待は抱かない方が良いかもしれませんが、マリオットと比較すると「可能性」という点では一歩ヒルトンがリードしています

条件付き上級会員資格についてはヒルトンの勝利です

獲得ポイントではマリオット優勢

ポイント還元率3pt/100円
マイルへの交換レート1pt→0.1マイル
1ポイント当たりの価値0.7円
ポイント還元率3pt/100円
マイルへの交換レート3pt→1マイル
1ポイント当たりの価値1.2

1ポイント当たりの価値という点ではマリオットの優勢です

(こちらは宿泊費÷必要ポイント数で1pt当たりの単価を算出しています)

しかしながら、マリオットでは2022年3月よりダイナミックプライシングがスタートし

繁忙時期でのポイント数が上昇することで今までのようなお得感は薄れていくかもしれません


各ホテルプログラムからマイルへの交換は可能ですが、マリオットは3ptを1マイルに交換できるのに対してヒルトンは1ptを0.1マイルと比べ物にならないくらいに交換比率が違います

現在マイルを貯める目的でマリオットアメックスを利用されている方はそのまま継続することをお勧めいたします

ヒルトンアメックスをマイル還元手段として決済するのはあまり賢明ではありません

ヒルトンポイントはホテル宿泊に利用しましょう

よってポイント還元率はマリオットの勝利です

加盟ホテル数は圧倒的にマリオットだが…

国内加盟ホテル数20
国内加盟ホテル数75

プログラム加盟ホテルは圧倒的にマリオットが多数です

地方ではマリオットしか選択肢が無いという方もいるのではないでしょうか

ですが、クラブラウンジがあるラグジュアリーホテルで見てみるとどうでしょうか

地方にあるフェアフィールドでは受けられる特典はレイトチェックアウト、客室のアップグレードくらいになってしまいます

上級会員資格を持っている方はラウンジアクセスや無料朝食を期待されているのではないでしょうか

クラブラウンジや朝食提供があるホテルは大都市圏に集中しています

ヒルトンが無い大都市圏は広島、仙台、札幌、ですが、今後広島と札幌は開業が予定されています

このように考えるとエリート特典を受けたいと思う私にとっては加盟ホテル数は大した問題ではないと思えてきました

ですが、加盟ホテル数ではマリオットの勝利です

こんな人は絶対にマリオットアメックスがおすすめ

  • 年間400万円決済が可能
  • ホテルの予約は公式サイトだけでは無く、旅行予約サイトや航空会社のダイナミックパッケージを利用する

マリオットアメックスで年間400万円決済できる方は年間の宿泊実績を気にする必要がないので公式サイトからの予約にこだわる必要がありません

マリオットでは一休や楽天トラベルといった旅行予約サイトを利用した際でもマリオット会員番号をホテル側にお伝えすることでエリート特典を受けられることができるためです

(一部旅行予約サイト経由の予約ではエリート特典を受けられないので事前にホテル側に問い合わせしてみるのをおすすめいたします)

一方でヒルトンはエリート特典を受けるには公式サイトからの予約が必須になります

上記だけはかなり運用が異なりますので、ご自身に合った選択を選んでください

まとめ

かなりヒルトンに偏った内容にはなってしまいましたが、私がマリオットが好きであることは過去の投稿から周知の事実です

今年はプラチャレでマリオットプラチナ会員なのでマリオットライフを存分に楽しみたいと思いますが

来年は状況を見極めてどちらのホテルプログラムを利用するか検討していきたいと思いますが

現時点では決済額が達成できそうなヒルトンに気持ちが傾いています

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